インド人の孤独な食事
ストラボンが、メガステネースの言として、インド人は一人で食事をすることを記録している。
「かれら(インド人)は常にひとりで食事をするのであって、すべての人に共通な一つの食事時間が存在しない。かれらは各自が欲するままに食事をする。実に共通にしてポリス的な生活のためには、それに反対のやり方のほうが一層よいであろうに。」
中村元は、この言葉をひいて、インド思想が多く内省的であり個人的であるのは、社会のこのような風土的性格に由来するのであるという。(『ブッダのことば』257頁)
ストラボンが、メガステネースの言として、インド人は一人で食事をすることを記録している。
「かれら(インド人)は常にひとりで食事をするのであって、すべての人に共通な一つの食事時間が存在しない。かれらは各自が欲するままに食事をする。実に共通にしてポリス的な生活のためには、それに反対のやり方のほうが一層よいであろうに。」
中村元は、この言葉をひいて、インド思想が多く内省的であり個人的であるのは、社会のこのような風土的性格に由来するのであるという。(『ブッダのことば』257頁)