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Channel: 身体・病気・医療の社会史の研究者による研究日誌
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三本足のカラスと新年の太陽儀礼

『野鳥』というタイトルの日本野鳥の会の会報がある。会員からの投稿やお知らせなどの雑駁な記事が多いけれども、メインになる記事は、本格的な内容をわかりやすく語った本格的なものであることが多い。...

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女性美の医学的・人類学的研究

必要があって、20世紀前半の医学・人類学が、日本人の身体、特に女性の身体をどのように分析した書物を読む。文献は、C.H.シュトラッツ『日本人のからだ―生活と芸術にあらわれた―』高山洋吉訳(東京:岩崎書店、1954)この書物のオリジナルのドイツ語版は1925年に出版されたものである。シュトラッツ自身も日本に滞在してリサーチをしているようだが、ベルツの写真や記述などが多く用いられている。どの段階で生じた...

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美の医学的基準は何か

http://hektoeninternational.org/Anatomy_of_beauty.html ウェッブ上のリソースで、Medical Humanities...

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18世紀の人間―機械

Riskin, Jessica, “The Defecating Duck, or, the Ambiguous Origins of Artificial Life”, Critical Inquiry, 29(2003), 599-633. オートマトン作者として有名なヴォーカンソン (Vaucancon)...

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戦前の外傷性神経症

戦前の外傷性神経症...

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杉田直樹の立ち位置について

杉田直樹「精神病学に於ける臆想」『臨床文化』vo.8, no.2(1941), 1-6....

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性格・人格の精神医学(野村章恒)

野村章恒「自暴自棄の病理―精神病医の手帖」『臨床文化』8(1940), 46-49. 著者の野村は後に慈恵医科大学の教授となる。森田正馬の伝記なども書いている。この時点では鎌倉脳病院の院長であった。 祖母から聞いた俗語の格言として「上見りゃ放図なし。下見りゃ放図なし。下見て暮らせ」という言葉を冒頭に引いて、精神医療の話に入り、最後に再びこの格言に帰ってくるという構造を取っているエッセイである。...

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五家荘・黒島の精神病調査

向笠廣次・岡部重穂・古賀節郎「血族結婚地区に於ける精神病一斉調査成績(其一)」『民族衛生』9(1941), 355-398....

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ナイチンゲール『病院覚書き』

『病院覚書き』 ナイチンゲールの主要な著作の一つ『病院覚書き』を読む。日本語の三巻本の著作集には翻訳されているのだけれども、これは抄訳であることに加えて、翻訳されている部分の重要な図版も省略されているので、あまり使えない。オリジナルは、Googlebooks で問題なく手に入る。...

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南方熊楠『十二支考』

岩波書店のツィッターに乗せられて、新年に南方熊楠の『十二支考』のその年の項目を読むのは楽しかろうと思いついて、岩波文庫で上・下の2冊を買い求めて、「兎に関する民俗と伝説」と「田原藤太竜宮入りの話」の2章を読む。...

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黄金伝説

ヤコブス・デ・ウォラギネによる『黄金伝説』は、13世紀に成立した聖人伝説集で、中世以降のヨーロッパ文化の基本的なテキストである。平凡社ライブラリーから四巻本で翻訳が出ていて、役に立つ註も多く打ってあって、大変な労作だと思うが、翻訳の文体になんとなく違和感がある。私は、プリンストン大学出版局から出ている二巻本の英訳で、William Granger Ryan...

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浅田一の法医学手引と精神鑑定

浅田一『実地家に必要なる法医学』(東京:克誠堂書店、1930)...

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昭和戦前期の医学と「童貞論」

浅田一『犯罪鑑定余談』(東京:武侠社、1929)...

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脱ヨーロッパと世界史

講談社版『世界の歴史』 講談社『世界の歴史』の小さなお知らせが古書から出てきた。1976年か77年に配本を始めたシリーズで、全25巻で世界の歴史をカバーするシリーズである。「世界の歴史」という全体像を構成するときに、どの地域・どの時代に重点を置かれるのかということに興味があるから、25巻のタイトルを眺めた。...

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メチニコフの近代医学観と結核・ハンセン病

メチニコフ『近代医学の建設者』(岩波文庫)...

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浅田一と男根と張形

浅田一『法医学ノート』(東京:東洋書館、1936)...

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「文明という病」という思想―丘浅次郎

丘浅次郎『進化と人生 上・下』(東京:講談社、1976)...

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「お産革命」

著者は朝日新聞の記者で、ハンセン病の歴史や患者本位の病院改革の提唱など、医療系の著作がとても多い。この書物は、もともとは1979年に出版された書物を文庫化したものである。恥ずかしい話、私が日本の戦後の出産の歴史について知っていることは、このジャーナリストが30年前に書いた本だけに頼っている。出産の歴史というのは、女性史の主題として鉄板だから、もっとよい概説的な研究書も出ているだろうとは思うけれども、...

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石川英輔『大江戸神仙伝』

石川英輔『大江戸神仙伝』...

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インド人の孤独な食事

インド人の孤独な食事 ストラボンが、メガステネースの言として、インド人は一人で食事をすることを記録している。 「かれら(インド人)は常にひとりで食事をするのであって、すべての人に共通な一つの食事時間が存在しない。かれらは各自が欲するままに食事をする。実に共通にしてポリス的な生活のためには、それに反対のやり方のほうが一層よいであろうに。」...

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