カンフルの精製
『ナショナル・ジオグラフィック』日本版2012年6月号より http://nationalgeographic.jp/nng/article/20120518/309410/...
View Article日本の戦争神経症
細渕富夫・清水寛・飯塚希世「日本帝国陸軍と精神障害兵士[II] ―国府台陸軍病院『病床日誌(昭和20年度)』の戦争神経症患者の症例」『埼玉大学紀要 教育学部(教育科学)』49(2000), no.2, 51-62....
View Article臓器移植のグローバル・トレードと医療倫理
Scheper-Hughes, Nancy, “The Last Commodity: Post-Human Ethics and the Global Traffic in ‘Fresh’ Organs”, in A. Ong and S.J. Collier eds., Global assemblages: Technology,, Politics, and Ethics in...
View Article「そば尽し」祝い唄
多田鉄之助『蕎麦漫筆』より、「そば尽し」の祝い唄を。明治20年頃までは、年越しの夕方になると、「厄落とし」と称して「厄払い」なる職業が存在した。それを呼び入れると、銭若干と餅を与えるのが通例になっていた。これは「アアらめでたいな」という決まり文句で始め、青物尽くし・魚尽くしなどの面白い文句を早口でいってから、「・・・末は必ず西の海とは思えども、この厄払いがひっとらえ、東の川さらり」という決まり文句で...
View Article榊によるアイヌのイム論文
榊保三郎「イムバッコ(アイノ人に於ける一種の官能精神病)に就て(一月例会演説)」『東京医学会雑誌』15(1901), no.4, 1-15. 榊が書いたアイヌのイム論は、精神病医がアイヌのイムを実際に観察して書いた唯一の論文として長いこと標準的なものであり、榊がこれをドイツ語にした文献はドイツの教科書などに採用されていた、スタンダード・サイテーション・ワークである。...
View Article「処女地感染」再考
Jones, David S., “Virgin Soils Revisited”, The William and Mary Quarterly, 3rd ser., 60(2003), 703-742. いわゆる「生物学的歴史」の中心的なテーマである「処女地感染」の問題の急所を押えた必読の論文である。...
View Article戦没者の霊の問題
石川公彌子「近代日本人の死生観」『死生学研究』「特集号―東アジアの死生学へ」、18-33. 日本人の死生観というより、国学者の本居宣長と平田篤胤、民俗学者の柳田國男と折口信夫の死生観の研究であるが、非常に面白い史実を指摘して鋭い考察がされていたのでメモをする。...
View Articleイムと社会・文化
中川秀三「アイヌの話」『北海道精神衛生』no.10(1966), 1-5. 高畑直彦「イムの文化的背景」『精神医学』25(1983), no.1, 37-43....
View Article1860年代以降のイギリスのコレラ対策
Hardy, Anne, “Cholera, Quarantine and the English Preventive System, 1850-1895”, Medical History, 37(1993), 250-269....
View Articleイギリスの港湾衛生と検疫
Maglen, Krista, “’The First Line of Defence’: British Quarantine and the Port Sanitary Authorities in the Nineteenth Century”, Social History of Medicine, 15(2002), 413-428. 同じく Port Sanitary Authority...
View Article高橋英次『優生学序説』(1952)
高橋英次『優生学序説』(1952) 分裂病の遺伝については、それが遺伝と深い関係を持っていることについては合意があったが、その遺伝様式のメカニズムになるとさまざまな異なった意見が存在した。たとえば、単純な劣性遺伝であるとするもの、主要遺伝質と副遺伝子の組み合わせが存在するという意見、その中で遺伝質が優性か劣性かという考え方の違い、2対の劣性遺伝子が関係するという意見などがあった。...
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