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Channel: 身体・病気・医療の社会史の研究者による研究日誌
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ハインリッヒ・シッパゲース「アラビア医学とその治療学の人間性

ハインリッヒ・シッパゲース「アラビア医学とその治療学の人間性」H. テレンバッハ編『精神医学治療批判―古代健康訓から現代医療まで』木村敏・長島真理・高橋潔訳(東京:創造出版、1982)、47-77....

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第6回アジア医学史学会プログラム(仮)

The Sixth Conference for the Asian Society for the History of Medicine 13-15 December 2012 Keio University (Hiyoshi Campus) 13 December 2012 15.00 – 17.00 Graduate Sessions Motoyuki GOTO, “Reconsider...

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川添裕『江戸の見世物』

川添裕『江戸の見世物』(東京:岩波書店、2000)...

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東京の空襲と精神病

植松七九郎・鹽入圓祐「空襲時精神病―第一篇 直接空襲に基づく反応群」『慶應医学』25巻、2,3号(1948),...

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ヤング『PTSDの医療人類学』

アラン・ヤング『PTSDの医療人類学』中井久夫・大月康義・下地明友・辰野剛・内藤あかね共訳(東京:みすず書房、2001); Young, Allan, The Harmony of Illusions: Inventing Post-Traumatic Stress Disorder (Princeton, NJ: Princeton University Press,...

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モリエール『病は気から』

モリエール『病は気から』http://www.spac.or.jp/12_malade.htmlモリエール『病は気から』は、1673年に上演されたモリエール最後の作品であり、自分が病気だと思い込んでいる中年男を主人公にした喜劇である。モリエールの作品には当時の医師に対する激烈な風刺を含んだものが多いが、『病は気から』にも、伝統守旧的な姿勢の医師が、どんな症状でも原因を胸のせいにして、どんな病気でも治...

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「五天竺図」法隆寺秘宝展

「五天竺図」法隆寺秘宝展年を取ると仏教美術や古美術が有り難くなるものだが、今年の法隆寺秘宝展には「五天竺図」が出展されていた。大蔵経を求めて唐から西域を通ってインドに旅行した玄奘の足跡を記した世界地図である。卵型をした図にインドの諸国が描かれ、その図の右端には海の向こうに日本も描かれている。玄奘の『大唐西域記』は中世の法隆寺の僧たちに愛読され、それからこの地図・世界図も描かれたという。同じ時期には、...

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フレデリック・フォーサイス『アヴェンジャー』

フレデリック・フォーサイス『アヴェンジャー』昭和生まれでイギリスかぶれだから、ミステリーはジェームズ・ボンドとフレデリック・フォーサイスで事足りている。他にも読んでみたい作家はいるし優れた作品はたくさんあるだろうけれども、どの作品でも安心して楽しめ、何回でも読むことができる作家になかなか出会わない。そういう作家を見つける能力は10代から20代にかけて築かれて、年を取るとその時期に形成された能力を稼働...

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医学史研究会(11月16日5時―)

医学史研究会のお知らせ11月16日(金)の5時から、慶應義塾大学・三田キャンパスで開催される Lei 先生のセミナーについてご連絡いたします。台湾の中央研究院のSean H-L...

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対馬のコレラと明治日本のウォーターフロント

久しぶりに感染症の記事を書く。『日本残酷物語』の第2巻「忘れられた土地」には対馬を扱った章があり、その中で、ある老人が明治40年におけるコレラの流行を語る部分がある。しばらく前にはコレラの流行のことをよく調べていたので、懐かしく読んだ。ポイントは、日本におけるコレラの流行の変化である。おおざっぱにいって、明治以降のコレラは二層の類型で考えることができる。明治1877年の大きな流行以降は、日本において...

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謝花昇の精神病

精神医学史のヒストリオグラフィの中で、「患者の歴史」と呼ばれているものがある。ロイ・ポーターが『狂気の社会史』で素描してから脚光を浴びた手法で、非常に興味深いけれども、学問として取り扱うのも難しい。自分で記録を残したり、人々の記録の対象になった人々、基本的には有名人の精神病患者が対象になる。それらの人々の精神病を列伝的に並べると、確かに色々な意味で面白い本になるかもしれないが、洗練された深い歴史を書...

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第6回アジア医学史学会

第6回のアジア医学史学会は、12月13-15日に慶應日吉キャンパスで開催です。 12月13日には午後2時から学生セッション。 12月14日には朝の9時に開会して夜の7時まで。3つの全体講演と15のパネル・セッション。夕刻には懇親会、谷口メダルの授与、そして全体講演もされるマーガレット小菅信子による「藤娘」「手習子」のアトラクション。...

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常石敬一『消えた細菌戦部隊―関東軍731部隊』

常石敬一『消えた細菌戦部隊―関東軍731部隊』(1993)関東軍の731部隊(石井部隊)の細菌戦と人体実験が日本人に広く知られるようになったのは、今から30年ほど前の私が高校生の頃だったと記憶している。森村誠一の『悪魔の飽食』がその問題をセンセーショナルに扱っていた。従軍慰安婦や南京大虐殺の問題についての意識も日本人の間に広く共有されて、このような問題に対して、現在とはかなり違う温度差があった時期で...

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『精神病患者私宅監置の実況』の現代語訳

http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03002_03金川英雄「見知らぬ世界へのどこでもドア―なぜ『精神病患者私宅監置の実況』を現代語訳したのか」呉秀三・樫田五郎『精神病患者私宅監置の実況』は、もともとは『東京医学会雑誌』に連載され、1918年に単行本の形で出版された。呉秀三を教授とする東大の精神科研究室が行った大がかりな患者調査の報告であ...

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男子ヒステリー論(1932年)

中脩三「特に男子に於ける『ヒステリー』性強迫思考に就いて」『実地医科と臨床』vol.9, no.9 (1932),...

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九大の電気痙攣療法

西川修・岩下良雄「種々の精神病に対する電撃療法の試み」『実地医家と臨床』vol.17, no.5 (1940),...

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外傷性神経症(下田、1937)

下田光造「外傷に基く精神障碍に就て」『実地医家と臨床』vol.14, no.4, 1937: 25-31....

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『芸術新潮』11月号より「縄文の歩き方」

『芸術新潮』11月号より「縄文の歩き方」『芸術新潮』の11月号で「縄文の歩き方」という特集が組まれている。橋本麻里さんがゲスト・エディターになって、縄文式土器や土偶などの長く愛好されていたものに、縄文人の暮らしや食生活などの面白い企画を添えたものである。土器や土偶などの造形や形象の美しいものを選ぶセンスに感服する。宗左近、柳宗悦、川端康成が集めた深い趣きの土偶、信楽の MIHO...

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西洋の解剖図と中国医学

http://www.lrb.co.uk/v34/n20/julian-bell/dont-lookイギリスには二つの大きな書評紙がある。Times Literary Supplement と London Review of Books...

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戦前日本における精神分析への批判

フロイトはアメリカを一度訪れたことがあるが、当時のドイツの大学教授やインテリの常として、アメリカを激しく軽蔑してそれを憎んでいた。しかし、フロイトの精神分析学が移植されてのちに世界の精神分析の牙城になったのがアメリカであるのは、歴史の皮肉の一例である。アメリカに精神分析をもたらした重要人物に、ホプキンスで教えたアドルフ・マイヤーがいるが、マイヤーのもとで精神分析を学んだのが丸井清泰で、彼は1919年...

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